次に私の思う「薬剤の特徴」について説明していきたいと思います。
少し特殊なため、単独で説明していきたいと思います。
薬剤師国家試験の勉強科目優先度をまとめたものは、別の記事で載せてありますので、よければご覧ください。
薬学部のおすすめ参考書、教科書、問題集について記事を書きました。めちゃくちゃ多くなってしまいました。よろしければ是非お読みください。
気軽に見られる薬学生オススメ漫画・書籍はこちらに記事を書きました。息抜きやモチベーションアップの参考になれば幸いです。
③薬剤
薬剤は正直めんどくさいです。
動態(計算以外)と計算と製剤の3つに分かれているイメージで、うまく勉強しないと、どれもうまくいきません。
動態(計算以外)
代謝では、代謝される部位によって薬の名前が並んでおり、それをそのまま覚えることになるので、関連性のない薬がたくさん並んでいる無機質な感じが苦手でした。
特にCYPなんかは完全に覚えたもん勝ちなので、自分なりのゴロやイメージなどでカバーするしかありません。
TDMも、有効治療域などは暗記の力技なところがあるため、つらいです。

驚くほど暗記ができない‼︎
抗菌薬の特徴など、かろうじて理論付けられるような範囲やよく出る薬の特徴などを先に覚え、余力があれば、有効治療域の値などを覚える程度でいいと思います。
自分は覚えられないため、有効治療域を覚えるのは諦めました。
病院薬剤師の大切さがよくわかる‼︎:アンサングシンデレラ病院薬剤師葵みどり
計算
よく計算は、「やり方を覚えれば確実に点の取れる部分」と言われますが、そう簡単なものではないと思います。
なぜなら、問題文を理解し、それに必要な公式を当てはめるのが難しいからです。
公式を完全に覚えても、使用できなければ意味がありません。
そのまま使えるのは必須問題か、簡単な複合問題程度だと思います。
私は高校までの数学は得意でしたが、薬剤の計算は苦手でした。
苦手な理由としては、「問題文のめんどくささ」にあると思っています。
動態の計算問題の文章はとにかくややこしいです。
代謝部位によって計算方法が変わったり、Qhの記載がある場合とない場合で計算方法が違うなど、適切に文章を読み取り、どの公式を使う必要があるかを考える力が必要だと思います。
正直、自分は計算については、ある程度のところで見切りをつけました。

計算に時間かけるんだったら試験の見直ししたほうが点上がらない?
計算問題に時間をかけて、結局間違った答えを導いて時間を潰すよりも、他の問題を復習し、1点でもミスをなくした方が点につながると思ったためです。
テスト中、難しそうな計算問題は、復習し終えた後、最後にやっていました。
計算を飛ばすことによって、他の科目を焦って解く必要がなくなったため、結果としてミスが少なくなりました。
ただ、飛ばしたところのマークミスには注意が必要です。
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製剤
製剤に関しては、前半はほぼ物理、後半は暗記となっております。
物理の製剤範囲に近しいところは、理論問題が難しく、点につながりにくいです。
製剤を学ぶ上で、必須問題で出やすいところのみ覚え、それ以外は後回しにしたほうがいいと思います。
DDS、プロドラッグなど薬に直接関係のある部分は、他の教科にも結びつきやすく、問題にひねりがあるものも少ないため、早めに勉強しておくと点数アップに繋がると思います。

製剤の後半は点数を取るチャンス‼︎
衛生、法規についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。
実務、薬理、病態についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。
物理、化学、生物についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。