まず、なぜ「衛生と法規・制度・倫理を最初の方に勉強したほうがいいのか」について説明していこうと思います。
薬剤師国家試験の勉強科目優先度をまとめたものは、別の記事で載せてありますので、よければご覧ください。
薬学部のおすすめ参考書、教科書、問題集について記事を書きました。めちゃくちゃ多くなってしまいました。よろしければ是非お読みください。
気軽に見られる薬学生オススメ漫画・書籍はこちらに記事を書きました。息抜きやモチベーションアップの参考になれば幸いです。
①衛生
衛生は、薬と直接関係がないため、受験生にとって、とっつきづらい科目だと思います。
私も衛生はとっつきづらいなと思っていました。
また、5年での実習でもほぼ触れることのない科目です。
実習後の時点で知識はほぼ0
そのため、全くわからず模試でも酷かったことがあったため、最初に勉強することにしました。
衛生は国家試験の問題数が40問であり、20問の物理・化学・生物、30問の法規と比べ多く、時事的な問題や複合問題としても登場しやすいです。
そして、衛生は他の科目より生活と近い内容となっています。
そのため、長期的に覚えることが可能だと思います。
結局、どの科目も復習しないと忘れてしまいます。
そういった時、意図的に復習する日を決めて、チェックできる人は問題ないですが、私なんかは「一度勉強したから復習はもっと先でいいや」とめんどくさがって復習しませんでした。
復習なんてやってる時間あるか‼︎
しかし、衛生は社会と密接で、日常的なニュースの中でも取り上げられることが多いため、ふと気づいたときに思い出します。
実際、勉強した後にニュース番組をみたら、がん、人口、感染症、予防接種、食中毒、薬物乱用など
食品を見たら添加物、トクホ
などが嫌でも頭に浮かぶようになりました。
頭をよぎるから、いやでも復習することに‼︎
あまりうまく思い出せない場合、もやもやするので復習をするというサイクルを繰り返した結果、国家試験では自分の中で最も高い正答率95%を出せました。
他の科目では法規の90%以外特筆していい科目がなかったため、結果として最も点の取れる「強み」になる科目になりました。
1つでもこういった強みになる科目があると、国家試験でも安心できると思います。
また、衛生は勉強していないと、とことん点が取れない科目だと思います。
詳しく勉強していなくても、文章を見て答えがわかるような科目もありますが、衛生は構造式の問題や物質名の問題など、知っていることが前提で作られる問題が多い印象です。
そのため、全く勉強していないと全くわからない状態になってしまうと思います。
模擬試験や、その先の国家試験のためにも、最初に衛生をやっておくと次が楽になると思います。
よく「物理・化学・生物が難しいため、最初に勉強して、それを定期的に復習すると良い」という話を聞きました。
自分は始め少しだけやりましたが、あまり合いませんでした。
あまりにも日常からかけ離れており、復習する癖がないため、全然記憶が続きませんでした。
物化生は先にやっても国家試験までに絶対忘れる
物理・化学・生物について詳しい内容はまた、科目ごとに説明させていただきます。
キャラのイメージをつけておけば、内容と作用が一致すること間違いなし:毒物ずかん キュートであぶない毒キャラの世界へ
②法規・制度・倫理
2番目に法規・制度・倫理をやった理由としては、「手っ取り早く点を取りたかった」からです。
法規・制度・倫理は知識がなくとも、文脈だけで解ける問題があるため、点が取りやすいです。
実際、模擬試験などでも、平均点が高いことが多いです。
私も、法規・制度・倫理は得意な部類でした。
しかし、逆に言えば「みんな解けてしまう」ため厄介です。
国家試験は相対評価のため、みんなが解けている問題が解けていないと、結果に大きく影響します。
1つのミスが命取りなんてことも‼︎
そのため、解けるかもしれないが、間違える可能性もある問題を確実に解ける問題にすることが大切だと考え、法規・制度・倫理を2番目にやりました。
結果として法規は正答率90%となり、衛生とともに国家試験を合格できるような強みになる科目になることができました。
法規は、法が違うにもかかわらず、似たような文言が多く、なんとなくで覚えていると、間違ってしまうことがあります。
そのため、「比較して勉強する」のがおすすめです。
「法律の名前とその内容」や、「毒物・劇物・麻薬・特生物」など間違えそうな部分を自分なりに表にしたりしてまとめることで、ミスを防ぐことができると思います。
法規はうっかりしていると間違えちゃう
気分転換に最適‼︎あっという間に読める青春コメディ:8月31日のロングサマー
薬剤についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。
実務、薬理、病態についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。
物理、化学、生物についての各論はこの記事に記載してあります。よければご覧ください。