オッズ比、相対危険度、寄与危険度、相対リスク減少率、絶対リスク減少率、治療必要数など似たような範囲で似たような言葉が多いため、曖昧に覚えていたら、点数が取れません。
しかし、薬物動態などの計算と違い、数学が苦手な人でも、一度、解き方をわかってしまえば、必ず点が取れます。
言うなれば、点取り範囲です。
逆に言えば、この問題を落としてしまうと、相対的に国家試験合格から遠のいてしまうことになります。
相対危険度、オッズ比の範囲は「衛生」の理論問題で出てくることもあれば、実践問題出てくることもあり、科目を超えて「薬物治療」の範囲で出てくることもあります。
薬剤師国家試験の傾向として、他の科目との繋がりや、より実務的な問題が出るようになっているため、実際にある研究を問題に提示して、解かせるという応用が可能なオッズ比、相対危険度、寄与危険度などの計算は、問題にしやすいです。
そのため、一度覚えてしまえば忘れにくく、テスト前にちらっと図とアルゴリズムを思い出せば解ける範囲となっているので是非点数に繋げてください。
以下、一部抜粋
研究手法
実際の教材から抜き出しました‼︎
本当に理解・問題を解くの必要な箇所だけ厳選して記載しています。
オッズ比、相対危険度を理解するにはまず研究手法を知る必要があります。
オッズ比、相対危険度が必要な要因-対照研究、症例-対照研究は「分析研究」にあたります。
オッズ比と相対危険度の違い
相対危険度とオッズ比の違いは「罹患率」が関係します。
「罹患率」については、前のページに記載してあるように、一定期間内に新たな病気にかかる率のことです。
要因-対照研究は「未来」に向かっての研究なので「罹患率」が求められるため、相対危険度が求められます。
一方、症例-対照研究は「過去」に向かっての研究なので既に病気にかかっており、「罹患率」が求められません。
そのため、代用としてオッズ比を算出します。
創作のたのしさをポップに表現‼︎
オッズ比と相対危険度の計算方法
言葉では覚えづらいので図にしました。
普通の参考書では「対照群」「曝露群」など感覚的にわからない言葉が出てきます。
また、どの数字を使えばいいかもわかりにくいです。
しかし、この図を覚えれば、オッズ比と相対危険度で計算間違えをすることはなくなります。
過去と未来の時間軸を理解し、色のついた部分を代入すれば求められます。
私は、前述した通り本当に暗記が苦手で、公式も覚えられませんでした。
そのため、図とアルゴリズムで覚えるように努力しました。
ほのぼの楽しい食堂ライフ‼︎
寄与危険度、相対リスク減少率、絶対リスク減少率、治療必要数
しかし、この図は不完全です‼︎
寄与危険度、相対リスク減少率、絶対リスク減少率、治療必要数が記載されていません。
作成した参考書には、これら全てを1枚の図にした「まとめ図」と「解き方のアルゴリズム」が記載されています。
これを使えば、全体像が把握でき、どれが「÷」でどれが「−」かなど細かいところも間違えなくなります。
クライテリア、感度・特異度、母子保健統計
また、「おまけ」も充実させました。
特に、「出生率」「母子保健統計」「クライテリア」は似たような単語が多く覚えにくい範囲のため特に力を入れました。
もしわからない範囲があれば、是非一緒にご覧ください。
薬学部は2〜6年生前半向けの参考書が充実していない‼︎
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