【学費】覚悟があれば1000万円安くなる裏技‼︎授業料だけじゃない薬学部の費用のあれこれ【奨学金】

学費

6年間涙を流しながら必死の思いで勉強し、ストレート薬剤師国家試験合格。失敗だらけでしたが、手を変え品を変え工夫してきた学生時代のリアルな体験を共有し、皆さんには効率よく合格していただけたらと思います。
薬学部は2〜6年生前半向けの参考書が充実していない‼︎
そんな考えから広い範囲の学生が利用できるような要点集を作成しました。

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薬学部の学費は高すぎる‼︎

学費で家が立つなんて言う話もありますが、比喩でもなんでもありません。

軽い気持ちで通うと後悔します。

将来のこと、家計の事、卒業までの道のりなどを熟慮して物事を選択するべきです。

大学の説明会は「聞こえのいいこと」ばかり言って当てになりません

追加で必要なお金、本当にかかるお金についてはダンマリで入学して辞められない状況を作ってから色々な費用を搾取してきます

今回は、薬学部の学費、その他もろもろにかかるお金などを実際の体験などを含めて解説していき、高額な学費を払わなくて済むポイントなどを解説できたらと思います。

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奨学金は将来を◯◯にする

厚生労働省の検討会のとりまとめへの対応状況等によると

薬学部の5・6年生を対象に奨学金を借りている人の割合は全体の35%

返済総額平均650万円1000万円以上は奨学金返済予定者545人中143人

薬学部はお金がかかる(泣)

多くの人が奨学金を借りているため、自分も奨学金を借りれば良いと言う考えの人がいるかもしれません。

しかし、私個人としては奨学金は可能な限り借りるべきではないと思います。

その理由としては、

「奨学金は将来をがんじがらめにする」からです。

文字通り、社会人になり無限の可能性を得ても、自由な選択肢は与えられず、身動きが取れなくなることが多いです。

返済不要な給付型であれば、問題ありませんが、親の年収など条件が厳しく一般的に貸与型の奨学金がほとんどです。

貸与型の奨学金は非常に長い年月をかけて返済するのが一般的です。

令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業 薬剤師確保のための調査・検討事業によると

奨学金を借りた薬剤師は、毎月4~5万円の返済15年ほどかけて返済をします。

月5万を15年は非常に厳しいです。

ただでさえ、働き始めは給料が低く何事もカツカツなのに、そこから月5万減るのはやばいです。

家賃で言うと、月8万の家を借りれたはずが、月3万の家に住まなければいけないことになります。

娯楽で言うと5万あれば1万円のライブが月5回も行けます

月5万はそれほど大きな差です。

それが15年です

40歳近くまで払い続けることになります。

様々な人生設計を立てていると思いますが、奨学金返済が人生設計を蝕んできます。

これは社会人になったらより実感することでしょう。

奨学金は将来の自由の前借りと思っておいた方が良いです

薬学部は多くの人が奨学金を借りているため、就職先は少しでも高額な給料がもらえるところに進みがちです。

そのため、最近だと給料の高いドラッグストアへの就職が盛んになっている傾向があります。

しかし、注意が必要です。

これは、ドラッグストアによる「囲い込み作戦」です。

奨学金の返済をしなければいけないため、どんなにきつく、へんぴな場所に配属になっても、いちど借りてしまった奨学金を払うために、今より下の給料の会社には行けず、精神的にすり減りながらも返済をする日々が待っています。

実際、某ドラッグストアは、高給ですが、配属や勤務内容がきつく、奨学金を払い終えた中堅になってから、転職するような人が多いです。

そのため、働き盛りが足りず、より一層新人を酷使する傾向があります。

6年間の何気ない奨学金を借りていた日々が、後の15年近くの厳しい暮らしになると考えると、奨学金を借りずに済む選択肢があるならそれに越したことはありません

そのため、奨学金に頼らず、将来自由になる方法を説明していきたいと思います。

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覚悟のある学生へ

基礎情報として

薬学部のある大学

国公立で19校、私立で60校

薬学部の学費

国公立の6年間の学費は約350万円

私立の6年間の学費は約1200万円(920万~1500万円)

  • 学費は出来る限り安く抑えたい。
  • 薬剤師になれるならどんな大学でもいい。
  • 奨学金を借りたくない。
  • どんな環境でも勉強できる。

そんな人には、圧倒的なオススメがあります。

それは特待生制度がある大学に入学することです。

それもただの特待生制度ではなく、授業料全額免除や半額免除など大幅にリターンがある特待生です。

大学によっては、6年間の授業料全額免除により、1000万近く払わなくて済むことがあります。

とは言え、それだけ安くなるのには訳があるのでは?と思う人がいると思います。

確かに、授業料全額免除になる大学には理由があります

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3つの覚悟

国家試験合格率が低い

大幅な学費免除になる特待生制度がある薬学部の多くは、国家試験合格率最下位争いをしている大学です。

国家試験合格率が低いと、優秀な学生が入ってこなくなり、より国家試験合格率が下がっていきます。

そのため、学費全額免除などの特待生制度を設けて、必ず国家試験に受かるような優秀な学生をお金で釣り、合格率を上昇させます。

僻地に大学がある

特待生制度がある大学の特徴として僻地にあります

大学として魅力が全くありません

遊ぶところもなければ飲食店すらない大学構内ですら閑散としているなど、一般的な学生の場合、まず受験の選択肢にも入らないような大学が多いです。

そんな立地にある大学だと、自然と志願者数も減っていきます

モチベーションの低い学生が多い

上記2つの特徴からわかるように、真面目に薬剤師になりたい人はその大学を選べません

基本的にそういう大学に行く人は、家が金持ちで親が薬剤師にさせたいため入れていると言う理由の人が多いです。

そのため、勉強に対するモチベーションなどが低い傾向にあります

薬学部では、班での実験やグループでのディスカッションなどが非常に多いです。

そのため、一緒に学ぶ同級生は重要になってきます。

ただ、補足しておくと、モチベーションの低い学生が多いのは1〜2年生だけです。

本当にやる気ない人は進級できず留年、退学をしていきます

3年生に上がる頃には薬剤師になるための勉強をする覚悟がある人が残るためそこまで気にならないと思います。

薬学部は勉強しなくても進級できるほど甘くない‼︎

以上の理由から特待生制度を設けている大学が多いです。

俗にいう、Fラン大学です。

しかし、特待生制度で入るのは難しいのでは?と思われる人もいるかもしれません。

そんなあなたは、まず身近にある国家試験合格率が少ない大学の過去問を見てみてください

Fランとはボーダーフリー(BF)ランクからの派生であり、受験さえすれば合格できる可能性が極めて高い大学です。

おそらく、一般的な薬学部を目指して勉強している学生ならば、テストが簡単すぎると思うはずです。

基本的に3科目程度で受験できるため、負担がかかりません。

この試験内容だったら高得点が取れると思う人もいると思います

また、Fラン大学は入試の日程も人味違います

多くの大手私立薬学部は2月中旬前後に試験が行われます

一方で、Fランは1月中旬から後半にかけて試験が行われることが多いです。

理由は簡単です。

一般的にFランは滑り止めの滑り止め程度で受けることが多いので、本命大学の後に試験をやると、受験結果を知った学生たちが試験に来ないことが多いためです。

そのため、大手大学の前に試験を行うことによって、少しでも受験生を増やしています

そのため、試験の腕試しができます。

ただ、懸念点が1つだけあります

その年にどの程度の人が特待生目当てで受験をするかです。

まれに、難関国公立や難関私立に受かる実力を持つ学生ですら、特待生目当てでFランの試験を受けることがあります。

そういう学生が多いと、学費全額免除等の枠は埋まってしまうことがあります

特待生の枠は、大学によって様々で、全額免除がある代わりに特待生の枠が少ない大学や半額免除しかないがその分特待生枠が多い大学など様々です。

特待生の枠を事前に比較し、ここなら特待生枠が多く狙いそうだなと言うような大学を受験してみるのもいいと思います。

最大のメリット

ここまで特待生制度について説明してきました。

この特待生制度の最大のメリットとして、親の収入による判定がないことがあります。

給付型の奨学金の場合、学生の能力の前に、親の収入が低いことが大前提としてあり、どれだけ優秀な学生でも親の収入が一定以上あれば申し込む事はできません

一方で、この特待生制度の場合は、多くの大学が親の収入の規定はなく、テストの成績だけで判断するため、すべての学生にチャンスがあります

親から大学は奨学金を借りて入れと言われている学生も多いと思います。

しかし、どれだけ努力して成績を上げても、親の収入が一定以上あるため、給付型の奨学金を受け取れないと言うのは、あまりにも理不尽すぎます

そのため、特待生制度ならば、親の収入に関係なく、免除されるためすべての学生に可能性があるためオススメです。

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学費以外も含めたリアルな6年間の総費用

特待生制度がある大学なら全国どこにでも受けるというのは正直お勧めしません

先ほど述べたように、僻地にあることが多く、大抵の場合は下宿になります

全国大学生活協同組合連合会第 57 回学生生活実態調査 概要報告によると

実家 1ヶ月6万×12ヶ月×6年 430万

下宿 1ヶ月12万×12ヶ月×6年 860万

薬学部6年間

実家430万円 下宿860万円

国立350万円 私立1200万円

私立学費全額免除0円 私立学費半額免除600万で計算してみます。

※学費全額免除であっても授業料以外の教科書代や実務実習費用等はかかることが多いが、すべての学生にその費用はかかるため今回は除外

私立全額免除(実家)430万円国公立(実家)780万円私立全額免除(下宿)860万円<私立半額免除(実家)1030万円<国公立(下宿)1210万円<私立半額免除(下宿)1460万円<私立(実家)1630万円<私立(下宿)2060万円

簡易的な計算ではありますが、下宿は予想以上にお金がかかります

学費に気を取られ、生活費をおろそかにすると結果的に高くつくことがあるので注意しましょう。

そのためまずは、実家から通えるFラン大学から視野に入れることをお勧めします。

国公立の意外な落とし穴

国公立は、学費が安いから良いと言うイメージですが、大学でかかるお金が安く済むのは意外に少ないです

国公立は、自分の学力に合ってかつ実家から通えるという大学は少ないです。

しかも、難易度は高く、医学部など高難易度偏差値の大学の滑り止め学力はあり医療系に進みたいが血を見るのが苦手で医学部には行きたくない製薬会社に勤めたいと言うようなハイレベルな学生たちが多いです。

そのため、実家から行ける国公立薬学部に通える学生は限られています

下宿をするとなると、先ほども述べたように860万円程度かかってしまうため、そこまでお得という感じがしません

また、国公立は薬剤師国家試験に向けての特別講義等はほとんど行わないため、自力で勉強して国家試験に受からなければなりません。

そのため、薬局、ドラッグストア、病院薬剤師目指している人は、私立の薬学部特待生枠を狙ったほうがいい場合もあります。

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アルバイトをしようと思ってる方へ

下宿をしている分、大学生になるしアルバイトで稼ごう学生も多いと思います。

アルバイトはいろいろな経験になり、自分を成長させてくれます

そのため、どんどんチャレンジしていくのは良いと思います。

しかし、「のめり込み」は禁物です。

アルバイトにのめりこみすぎて、

勉強がおろそかになる→単位が取れず留年する→アルバイトの方が楽しくより勉学から離れていく→留年が続き退学

薬学部のあるあるコンボです

薬学部の辛い勉強を逃げる言い訳として、「アルバイト」を使用してしまうことが1番恐ろしいです。

アルバイトでいくら稼いでも、学費と生活費を補えるほどにはなりません

必ず収支マイナスになります。

1年留年すると、その分だけマイナスが増えていきます

そのため、アルバイトはあくまでもストレートで卒業することが前提です。

もしも、進級が怪しい場合は、アルバイトを控え、まず進級することを考えるべきだと思います。

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まだまだある薬学部の隠れ出費

大学費用は授業料、入学金、設備費用費だけではありません

追加で、さまざまな費用がかかってくることがあります。

教科書代

具体的な例として、教科書購入があります。

薬学部の教科書は高く5000円から10,000円位します。

そのため、教科書購入必須の大学では、教科書だけで年間10万円程度するなど大きな出費を強要されます。

教授の書いた書籍を買わせたいだけじゃ

ゆるい大学だと、教科書一切買わずに講義を受けることもできます。

これだけで年間10万円の差ができます。

再試・追試代

再試追試を行う際に、高額な費用を請求してくる大学もあります。

薬学部にとって、再試は日常的なものです。

大学によっては、再試の再試など単位を落とさないようにするために、手厚い試験形式になっているところもあります。

この場合、単位を落とす事は少なくなるので良いのですが、最初を受ける手続きの費用が高いことがあります。

1科目あたり、数千円から1万円程度が相場です。

一回だけならそこまでの出費ではないと思う人もいるかもしれませんが、学年が上がるごとに再試の確率が高くなるため、再試の数だけ費用がかかります

そうなると、積もり積もって6年間の総費用は高額になります。

外部講義代

CBTや国家試験時期になると、薬ゼミなど外部の講義を強制する大学もあります。

そうなると費用は数十万単位で請求されてきます。

これはほぼ強制で、例え授業を聞かなくても、大学が講師を呼んでいるため、費用を払わされる羽目になります。

自分は講義を受けないから、費用を払いたくないといっても承認される事はほとんどありません。

6年の場合、卒業間近なので、無用なトラブルも起こしたくなく、暗黙の了解で、数十万円を払わされることになります。

せめて任意にして

このように、薬学部は、入学金、授業料、設備費用など、公に示されている金額以外にも様々な費用がかかかります。

他にも実務実習で何かあった時の保険代や学友会とかいう謎の代金など何かと理由をつけてお金を搾り取ってきます。

HPで授業料が安いなどのメリットがあったとしても、入ってから費用を請求されることがあるため、安易に授業料だけで判断せず、より深く大学についてリサーチしてから志望校を決めるほうがいいと思います。

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もう大学に入学している人へ

もう大学に入学してしまっているよ‼︎と思っている人もいるかもしれませんが、安心してください

入学してからも特待生制度があります。成績優秀者と言う名前で行っている大学もあります。

薬学部は高額かつ6年間と長期にため、おそらくほとんどの大学で採用しています。1年間の学費半額や、数百万の免除など形は様々です。

入学してからの判断基準としてはGPAです。

GPAを上げる秘訣は別の記事に挙げているため、よろしければご覧ください。

そして、すべての薬学生に言える最も大切な事は、「留年退学をしない」ということです。

これが基本にして最大の節約です。

今まで述べてきた通り、大学に1年通うだけで相当なお金がかかってきます。

また、1年社会人になるのが遅れるため、定年前の1年分稼げたお金まで損失すると言う考え方の人もいます。

私は人生はいろんなことがあるため、あまりその考え方はしないのですが

とにかく留年、退学はしないほうがいいに越したことありません

もし、薬学部が自分に合わないなと思っている方は、無駄な学費を払い続けるより早めに決断をし、別の道を選ぶのも全然ありだと思います。

お金は学生の期間だけではなく、社会人になっても歳をとっても一生付き纏ってきます。

そのため、お金の使うべきところをよく考え、使わなくて良い費用は抑えることで、人生を充実させることができると思います。

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