【勉強法】薬剤師国家試験の勉強を始める前に‼︎科目の優先度順

勉強法

6年間涙を流しながら必死の思いで勉強し、ストレート薬剤師国家試験合格。失敗だらけでしたが、手を変え品を変え工夫してきた学生時代のリアルな体験を共有し、皆さんには効率よく合格していただけたらと思います。
薬学部は2〜6年生前半向けの参考書が充実していない‼︎
そんな考えから広い範囲の学生が利用できるような要点集を作成しました。

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薬剤師国家試験の勉強科目は9科目と多いです。

それに加えて、1科目あたりの勉強量も尋常ではありません

勉強する科目の順番を間違えると莫大な時間を消費してしまうため、取り返しがつかないことになります。

そうならないために、私のおすすめの勉強順を、私の経験とともに話していけたらと思います。

薬学部のおすすめ参考書、教科書、問題集について記事を書きました。めちゃくちゃ多くなってしまいました。よろしければ是非お読みください。

気軽に見られる薬学生オススメ漫画・書籍はこちらに記事を書きました。息抜きやモチベーションアップの参考になれば幸いです。

勉強科目の順番

①衛生 長期記憶しやすい‼️

②法規・制度・倫理 正答率が高いため、早めに理解しておきたい。

(壁)

③薬剤 暗記と計算と理解の3つの要素が必要なため、苦手な人は早めにやったほうがいい。

(壁)

④実務 範囲が広いため、とっつきにくい範囲を先にやり、分かるところは後回しで良し。

⑤薬理 意外と作用機序の理解にズレがある。再確認が大切。

⑥病態・薬物治療 薬物治療はほぼ薬理と連動で覚えられる。病態を中心に勉強すると良い。

(越えられない壁)

⑦化学 自分が得意な範囲でやまを張るとよい。生薬は暗記が不得意な人は無理‼️

⑧生物 一つ一つが重い。病態と近い範囲から勉強すると点数が上がりやすい。

⑨物理 理論は実を結びにくい。必須に出やすい範囲を優先で勉強し、放射性医薬品や医療機器などで確実に1、2点取れるようにすると最悪の事態は避けられる。

苦手な科目を模試や国試前に手っ取り早く復習したい人におすすめ‼︎薬ゼミの要点集

薬剤師国家試験の勉強科目順

勉強科目の順番として、一番は、自分がわからない科目や、苦手意識を持つ科目を優先してやるのが大切だと思います。

また、満遍なく9教科を並行して少しずつ勉強したいと言う方も、自分に合った勉強法であるならば、それがいいと思います。

まずは自分の苦手を確認‼︎

それを前提とし、自分が行った勉強科目順を紹介していきます。

①衛生→②法規・制度・倫理→③薬剤→④実務→⑤薬理→⑥病態・薬物治療→⑦化学⑧生物⑨物理

参考として、第108回薬剤師国家試験の科目別の結果を記載しておきます。

点数得点率平均点
物理10/2050%10.6
化学9/2045%11
生物11/2055%11.7
衛生38/4095%31.3
薬理34/4085%33.5
薬剤29/4072.5%28.6
病態・薬物治療30/4075%29.5
法規・制度・倫理27/3090%24.5
実務75/9578.9%72.9
総合263/34576.2%253.7
2023年3月22日時点

キャラのイメージをつけておけば、衛生の内容と作用が一致すること間違いなし:毒物ずかん キュートであぶない毒キャラの世界へ

勉強順と国家試験結果の比較

得点率の高かった順に並べると以下のようになりました。

衛生 95%→②法規・制度・倫理 90%→③薬理 85%→④実務 78.9%→⑤ 病態・薬物治療 75%→⑥薬剤 72.5%→⑦生物 55%→⑧物理 50%→⑨化学 45%

私の場合、大きく、

「衛生」「法規・制度・倫理」のグループ

「薬理」「実務」「病態・薬物治療」のグループ

「薬剤」のグループ

「生物」「物理」「化学」のグループ

に分けられました。

グループ分けが大切‼︎

「衛生」「法規・制度・倫理」のグループは、最初に勉強し始めた2つです。

「法規・制度・倫理」は初めから得意だった方であるのと、模試を含め平均正解率が高いと言うこともありますが、衛生のほうは、最初は不得意でした。

しかし、結果として一番正答率が高くなりました

これのおかげで受かったようなもの‼︎

その理由は、衛生・法規の各論で触れていきたいと思います。

「薬剤」は私の中では特別な科目だと思っています。

薬物動態は代謝部位を覚えるなど暗記が中心の部分計算が中心の部分があります。

一方、製剤の部分はほぼ物理の部分があり、適切な理解が必要な問題が多く、年々難しくなっています。

つまり、「暗記」と「計算」と「理解」の3つの要素が入ってくる科目です。

厄介だな〜

この3つの要素を使えないと薬剤では安定した点数が取れないため、特別な科目だと思います。

薬理」「実務」「病態・薬物治療」のグループは実際の薬剤師の業務に密接に関係のある科目となっています。

被っている部分も多く、疾患の全体像を理解できると、連鎖的に正解にたどり着くことができる科目だと思います。

覚えるまで時間がかかるが覚えてしまえば間違えにくい‼︎

知識を繋げて薬剤師国家試験で大量得点ゲット

「物理」「化学」「生物」のグループはいわゆる捨て科目です。

勉強する内容は、複雑でレベルが高く、実際の問題が解けるようになるまで非常に時間がかかります

また、どれだけ極めても絶対にわからないような問題が出てくる科目でもあるので、非常にコスパが悪いです。

こんなの覚えられないよ〜

そのため、必須問題が解けるように勉強するのが無難だと思います。

私も結局このグループは最後まで完璧には終わりませんでした。

わからない部分を残したまま、国家試験に挑んだため、正答率50%前後となったと思います

しかし、足切りさえ突破してしまえば問題ありません

たいして点が取れない科目に時間をかけるのはやめておいたほうがいいです

他の科目の時間がなくなります‼︎

また、覚えやすく試験に出やすい範囲もあるため、そこを中心に勉強すれば、足切り突破は余裕です。

詳しくは物理・化学・生物の記事で。

各論をここで記載すると非常に長くなるため、複数の記事に分けて説明していきたいと思います

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